マンモスのにっき

福井在住の大学生です

穂村弘さんの世界音痴を読んで

穂村弘さんの小説「世界音痴」を読んだ。

読んだきっかけはブルータスのお金特集に穂村さんが出ていたから。世界音痴は穂村さんのエッセイ集なのだが、今まで自分が読んできたエッセイ集とは全く違った。穂村さんはなんていうか、自意識過剰なのだ。収録されている飲み会で自分の席から動けない話は自分もそういう人間なのでそういう同じ人がこの世にいるとわかっただけでも嬉しかった。自分は本を読むときに共感を求めることがあるのでその点では非常に良かった。しかしエッセイでは話を盛るということが往々にしてあるらしい、あるだろう。そう考えると自分が共感している等身大の穂村さんでない可能性がある。そう考えると少し寂しい気もする。この本を読み終わった後、他の著作を読んだがこの本が一番好きだ。これ自分が生きていく中で何度も読み返すことになると思う。
あとブログタイトル変えました。
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