マンモスのにっき

福井在住の大学生です

Detroit: Become Humanをクリアして思ったこと

今回の記事では作品内容の核心に触れないつもりですが、先入観なくゲームをプレイしたい方は見ない方がいいかもしれません。

 

ずっとPS4を欲しいと思っていたのですが、購入する決定的な要因がなく、ずるずると買わずにいました。ですがデトロイトというPS4のでもムービーを見て、人間とアンドロイドのテーマにもともと興味があったのと、映画のようなゲームシステムをプレイしてみたいと思い、本体とソフトを同時に購入しました。デトロイトを開発した会社は以前にもヘビーレインという作品をリリースしていて前からこの会社の作品に興味はあったのですが、テーマがかなり暗そうだったので購入を見送りました…

 

 

 

「人生における選択」

1週目をクリアして思ったこととして、この作品では常に選択を迫られます。その選択によってアンドロイドと人間を取り巻く世論が変化したり、ある人物の生死を自分の判断で決めることになります。

ゲームはチャプターに区切られていてチャプター終了後に自分が違う選択をした場合にどういう結末があったのか確認するできるのですが、振り返って自分が追い込まれた状況でした選択を後悔することがこのゲームをプレイしていてよくありました。

自分の人生を振り返ってもこの作品の登場人物が迫られる選択と比較したらしょうもない平凡なものですが、高校の文理選択で文系にしていたらとか、別の大学に進学していたらとか今でも考えてしまうんですよね、考えても変わらないことなのでどうしようもないのですが。自分が人生の分岐点においての選択の積み重ねの結果、たまたま福井県の大学に進学して工学を学んでいます。それは正解とか誤りという考えではなく選択の結果でこの場に立っている自分を肯定していきたいと思いました。

 

「ゲームシステムについて」

操作するプレイヤーの発言や行動によって相手の自分に対する信頼度がリアルタイムでわかるというシステムがあるのですが、そこで少し気になってしまったことがあります。私はコナー篇をプレイしていた時にへっぽこアンドロイド捜査官(自分の下手なプレイなせいです)でパートナーであるハンクから信頼を全く得られていない状況だったのですが、あるチャプターでどれだけ相手の気分を害しても次のチャプターではコナーに対してあまり怒っておらずコナーに対して好意的な発言をすることがありました。これは次のチャプターに入った時にハンクのコナーに対する信頼度が高くても普通でも低くても一つのルートに収束するようになっているのでしょうがないと思うのですが、素晴らしいゲームシステムで非常に高い没入感 を持ってプレイしているからこそ少し気になってしまう点でした。

また分岐があるゲームの性質上、多くのプレーヤーは1週目以降も見ていない結末を確認するためプレイすることになると思うのですが、見たことがあるシーンを早送りできたらなおいいかなと思いました。個人的にはシリアスなシーンを再びプレイするのは精神的に辛いです…

 

結果として本当に久しぶりに据え置きゲーム機のソフトの購入したのですが、本当にプレイ出来てよかったと思いました。この作品は開発に4年掛かったと開発者の方がおっしゃっていたのですが、このような素晴らしい作品を6000円くらいでプレイできることが信じられないです。もしプレイしていない方がいたら是非プレイしてみてください。